脂肪肝のがん化対策|下肢静脈瘤は治療できる|ふくらはぎに違和感を覚えたら

下肢静脈瘤は治療できる|ふくらはぎに違和感を覚えたら

看護師

脂肪肝のがん化対策

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3つの主要な治療選択肢

人体の中でどの臓器もそれぞれ重要な働きをしていますが、中でも数多くの代謝や解毒を行う肝臓は生きていく上で欠かせない臓器です。数百種類もの仕事をこなしている肝臓も、他の臓器と同じようにいろいろな原因でがんを発症することがあります。肝臓がんの相当割合はB型肝炎やC型肝炎への感染から始まり、慢性肝炎から肝硬変を経てがんを発症するパターンが典型的です。肝臓が慢性的な炎症を起こして細胞の再生を繰り返すうちに、線維化した細胞が正常な機能を果たさなくなります。こうした肝硬変の状態になると黄疸や腹水などの症状が見られるようになりますが、肝臓がんが5センチ以内のうちは目立った症状がありません。検査で肝臓がんが見つかった場合の治療としては、他の臓器に転移していなければ3つの主要な選択肢があります。がん腫瘍そのものを切除する外科手術では、肝臓がん手術を数多くこなしてきた外科医ほど高い確率で完治が期待できます。がんのサイズが3センチ以下なら、手術よりも負担の軽いラジオ波焼灼療法も選択肢の1つです。がん細胞につながる血流を遮断する肝動脈塞栓療法は大きいがんにも適用できるため、実施可能な病院が人気を呼んでいます。

脂肪肝もがんの一因に

肝臓がんの原因で最も多いのは肝炎ですが、アルコールも重要因子として挙げないわけにはいきません。アルコールの過剰摂取は脂肪肝につながり、肝機能の低下から肝硬変を経て肝臓がんを発症することがあるのです。その一方で最近は非アルコール性脂肪性肝炎も増加しており、お酒をほとんど飲まない人でも脂肪肝から肝臓がんへと発展するリスクがあります。脂肪肝とは肝臓に脂肪が蓄積した状態のことで、通常はこのような状態になっても自覚症状はほとんどありません。しかしながら脂肪肝の一部は肝硬変へと進行することが判明しており、肝機能障害から肝臓がんへと発展する可能性も出てくるのです。過去に何度も飢饉を乗り越えてきた日本人は、食生活が豊かになった現代では特に脂肪肝を発症しやすいと言えます。内科で定期的に検査を受けていれば、GPTなどの数値を通じて脂肪肝の可能性があるかどうかの判断ができます。疑われる場合は超音波検査で脂肪肝が容易に診断できますので、早くから食生活等の改善に努めていれば脂肪肝が解消され肝臓がん予防にもつながるのです。食事や睡眠と脂肪肝改善との関係についても、肝臓の働きに詳しい内科医が教えてくれます。